「読むだけで人間力が高まる88話」(編集および発行所:モラロジー道徳教育財団)を図書館の新刊本から借りて読んでいます。以下のタイトルの記事が収録されていて、各々2ページずつなので、簡単に読破できそうです。読むだけで人間力が高まれば良いのですが、人間力を測ることは難しいので、どれだけ高まるかはわかりません。このモラロジー道徳教育財団の存在は今回初めて知りましたが、1926年(大正15年)創立だそうです。そろそろ100年にもなるのですね。当団体は、宗教団体ではないと言っていますが、確かなところは不明です。ご興味のある方は読んでみても良いかなと思います。共感ができるものが1つでもあれば良いのではないでしょうか。
一つだけ例を挙げます。子供がジュースをこぼした際、あなたは何と言いますか?「こんなにこぼしてしまって、あと半分しかないじゃないの。しっかり持っていないから、そいうことになるのよ」それとも「あら、こぼしてしまったの?でも、まだ半分あるじゃない。よかったね。これから気をつけようね。」残ったジュースをおいしく味わえるか、涙混じりの悲しい味になるか。はその言葉で決まります。「心を亡くす」と書く忙しい生活の中で「ゆとり」が必要であると説いています。この話は、以前「楽観論者ですか?悲観論者ですか?」でも取り上げました。
第1章 自分をつくる
- 丁寧に生きる(知っている人は知っている人間力の高め方とは)
- 心のチェックリスト(あなたはどれだけできていますか)
- 自分という「作品」をつくる(なぜ、あの人は生涯現役でいられるのか)
- 逆境を乗り越えるヒント(問題が起きるほど成長する人の考え方とは)
- ゆとりある人は慕われる(「できる人」と「できた人」の違いとは)
- 「よい加減」の人になる(自分らしく人生を楽しむ秘訣とは)
- ツイている人の考え方(運のいい人がひそかにしている心の習慣とは)
- 磨くほどに見えてくるもの(人はなぜ掃除をすると成長するのか)
- 「平凡」の積み重ね(誰でもできる平凡なことから徹底しませんか)
- 打つこころあれば打たるる世の中よ(反対させる原因はどこにある?)
- 熱心さの弊害(人間関係がうまくいかない人の残念な習慣とは)
- 心を変える言葉の力(どんな言葉を自分に聞かせていますか)
- 持ち味を生かす(人はなぜ勉強をするのか)
- 面倒だから、しよう(よりよき生き方をめざす「心の輝き」)
- だれでも持っている能力(「幸せを感じる能力」を高めていますか)
- 「認めてほしい」を越えて(童話「ごんぎつね」をどう読み解きますか)
- 人生百年時代を生き抜く知恵(あなたの人生に戦略はありますか)
- 心を省みる赤い毬・白い毬(人間が大きな人の小さな習慣とは)
- まさかの坂(不運で崩れる人、成長する人の差とは)
- わたしがやらねば、だれがやる(不可能を可能にした芸術家の信念とは)
- 十メートル先を照らす光(目の前が真っ暗に思えた時の考え方とは)
- 心で味わう時間の価値(なぜ、あの人の幸せ密度は高いのか)
- 「せい」から「おかげ」へ(周りは冷たいと感じている人の残念な習慣)
- 「半分しかない」と「半分もある」(あなたはどちらの受け止め方ですか)
- 箸よく盥水を回す(「どうせ」が口ぐせの人が成功できないわけとは)
- 言うは易く行うは難し(大人が道徳を学ぶ意味とは何か)
第2章 関係性をつくる
- めったにないから有り難い(それって本当に「当たり前」ですか?)
- 幸せの段階(あなたはどの幸せに生きていますか)
- 二種類のつながり(タテが大事? それともヨコが大事?)
- お互いさまとおかげさま(ご近所と「井戸端会議」していますか?)
- モノの距離と心の距離(近所付き合いは安心な暮らしを阻むもの?)
- 人生の呼吸法(吸うのが先か、吐くのが先か)
- 誰の責任でもない仕事(掃除がおっくうな人、楽しんでやれる人の違いとは)
- 二宮尊徳に学ぶ(「譲る」とは自分だけが損をすること?)
- 引いてしまった貧乏くじ(それは本当に損なことですか)
- 世界が賞賛する日本の「当たり前」(変えてはいけない日本人の習慣とは?)
- 思いやりを配れる人間(「日本のやさしさ」を感じる瞬間ありますか?)
- 見えないところに「祈り」はある(自分を思ってくれる「誰か」を感じていますか)
- ジャポネース・ガランチード(先人たちの「誠実な生き方」)
- 「今、このとき」を大切に(ルースさんに学ぶ本当のグローバル化とは)
- 割れ窓理論(小さなことがやがて大きな結果を招くわけとは)
- 季節を味わう(なぜお正月は「おめでたい」?)
- 七世代先を思う(なぜ先住民族は自然環境を「借り物」と考えるのか)
- 世界が驚く日本のモラル(落としたお金がなくならないのはなぜか)
- 和をもって貴しとなす(日本人にとって「和」とは何か)
- 心の荒みをなくす(ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる)
- 徳を高める(経営と人生に役立つ「三方よし」の生き方とは)
第3章 共に生きる
- 人生を変える出会い(いい出会いが多い人のいい習慣とは)
- 誰かを癒せる私になる(プラスのストロークを心掛けていますか)
- 「あれ」と「これ」(トラブルばかり起きる人の残念な習慣とは)
- たった一本の火箸を探す(あなたの「思いやり」の広さと深さはどれくらい?)
- 「心」は見えていますか(良いことをするときの「タイミング」とは)
- 「よいこと」をしてつらくなる?(なぜ、よかれと思ったことがうまく運ばないのか)
- 「ありがとう」の効用(買い物行動に表れる心の習慣力とは)
- K子さんの悩み(なぜ上司は仕事を任せてくれないのか)
- あなたは必要な「人財」です(サービス日本一の店づくりの秘訣とは)
- 心のキャッチャーミット(相手の言葉を正面で受け止めていますか)
- 勇気と実行の間(正しいと思ったことはなぜ実行できないのか)
- その親切「ちょっと待った?」(私とあなただけでなく第三者にもよいことですか)
- ホウ・レン・ソウのレベル感(なぜあの人の報告は上司に喜ばれるのか)
- 「陰徳」を積む(おせっかいは絶対NGですか)
- 夢と志(なぜ、あの人は周りに応援されるのか)
- 傍を楽にする生き方(サービス力の高い会社に共通する考え方とは)
- 喜びの相乗効果(「私」と「私たち」の意識の差とは)
- 心を高める時間の使い方(効率優先で「ゆとり」を失っていませんか)
第4章 未来をつくる
- 「後味」をよくする(なぜ、あの人は慕われるのか)
- 徳を積む「心づかい」(魅力ある人が必ずやっている心の磨き方とは)
- やってはいけない「四つ」のこと(あなたはどれだけできていますか)
- 日ごろは言えない言葉(絶対に後悔したくない人が始めるべきこと)
- 何点だったら安心できるの(それって親のエゴですか?)
- お母さんの料理の隠し味(適当なのに味が同じになるわけとは)
- 「今やろう」と思ったのに(自分から宿題をする子が育つ親の習慣とは)
- 言葉に秘められたもの(子供の心が育つ母親の言葉掛けとは)
- 自然と生きる(地球環境を考えるうえでの原点とは)
- 無慈悲の慈悲(なぜ、あの人は厳しいのに慕われるのか)
- 大人と子供を分けるものとは(してもらうことばかり期待していませんか)
- 意外な言葉に潜む温かい心(弟子たちに破門を告げた禅師の深い配慮とは)
- 注意に込める思いやり(指摘がうまい人、うまくない人の差とは)
- K先生のノート(なぜ、あのクラスの子供たちは育つのか)
- ウクライナに思う(徳の高い人はなぜ祈るのか)
- 「どうぞ今日一日を幸せに」の心で(挨拶の上手な人が伸びる理由とは)
- 挨拶に「心」を乗せて(おもてなしの達人がやっている挨拶の極意とは)
- 「責める心」を乗り越える(いつもイライラしていませんか)
- 分かち合い、掛け合わせる「幸せ」(引き算人生と足し算人生の差がわけるものとは)
- 私を支えてくれた人たち(なぜ、困った時に人が離れていくのか)
- 無財の七施(思い込みと思いやりの違いとは)
- 徳を育てる(優れた道徳的能力を身につける手順とは)
- 心の受信力を高めよう(人生百年時代を豊かに生き抜く秘訣とは)