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手作業が理解を深める

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研修の中で、ヒストグラム手作業Excelの分析ツール及び統計ソフトMinitabで作成してもらいました。以下にその結果をまとめておきます。

資料はこちら → 品質部門におけるDXその2

p.1 100個のデータを用いて指定してデータ区間の頻度をカウントする方法を説明します。データ数が100個で、スタージェスの式よりデータ区間数=1+log2100≒8となります。Excel関数の「COUNTIF(範囲、検索条件)」を用いてデータ区間ごとの頻度をカウントします。範囲は、青枠の100個のデータのセル範囲です。「F4」で行列の前に💲マークを付けて絶対セル指定にします。検索条件はデータ区間幅の左右のセルを指定し、その値以上セルの個数をカウントとします。左右の幅を検索式に入れる場合、セル番号を指定して「">=$A15"」のようにしてもカウントしてくれません。「">="&$A15」のように「&」を入れます。「」の位置にもご注意ください。最後にこの式をコピペします。

p.2 真ん中がExcelの分析ツールを用いてヒストグラムを描いたものです。右はMinitabを用いてヒストグラムを描いています。Minitabのヒストグラムは階級幅が狭いので、ヒストグラムの形状が違ってきます。スタージェスの式によるデータ区間数設定は目安なので、目的に応じて設定してください。

ヒストグラムの作成に要する時間は、手作業Excelの分析ツールそして統計ソフトMinitabの順に短縮されます。ヒストグラムに限らず統計処理の仕組を理解するのは、手作業がベストだと思います。最初から、ブラックボックスのツールを使うのは避けた方が良いというのが私の自論です。

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