「第4の波」(著者:大前研一 発行所:小学館)を紹介します。農業社会が第1、工業化社会が第2、そして現代がIT社会の第3波です。次の時代が第4波で、サイバー社会と位置付けておられます。第4波において、シンギュラリティ(技術的特異点)が起きると予測しています。そして、今までの職種が不要になってくるとしています。例えば、以下の通りです。そうなると、我々人間は何をすれば良いのか?となります。日本の場合は、周回遅れで、まだ第2波にいると言っています。 新人研修で教えている「ものづくりの流れ」も時代遅れなのでしょうか? 考えさせられるところがあります。大前氏は、教育の世界においても、学習指導要領、答えのある教育、先生、大量で均質から家庭・学校・地域の方針、考える教育、ファシリテータ、個別指導、尖った人材に転換して行くべきだとしています。我々の研修でも、「答えを与えない、気づいて考える教育、ファシリテータ」は意識して実施しているので、まんざら間違った方向ではなく、多少安心しました。最近流行りのeーラーニングも受け身にせず、AIを用いて受講者にあった課題を出すようなシステムにしないといけないのではないでしょうか。
- 自動運転がレベル5隣、ドライバーや配達員が不要
- 倉庫の自動化で作業員が不要 ←アマゾンでは一部実証されてきています
- 運転免許がなくなり自動車教習所が不要
- スピード違反がなくなり交通警察が不要
- 自動車保険の大半がなくなる
- 教師の人数が激減 ←林修先生の録画を流して、教師はサポートに回るなど
- 弁護士不要 ←AIを利用している若手弁護士にベテランが敵わなくなってきているそうです。将棋の世界でもそうですね。
- 税理士、会計士が不要
- 診断、治療でAIが活躍 ←遠隔地診断や治療が発達してくる