トピックス 生物 草、木

持ちつ持たれつ

投稿日:

植物の形その4です。今回は、に関する話です。以前にも取り上げてきましたが、私にとって新たな知見が得られましたので、まとめてみました。「樹木の常識が変わる」

資料をご覧ください → 植物の形その4

p.1 マメ科植物の根粒内にある根粒菌が空気中の窒素をアンモニアに変換し、植物に供給している事実は以前から知っていましたが、根粒菌が作り出す酵素(ニトロゲナーゼ)酸素に弱いため、根粒菌の周囲にヘモグロビン(人間の血液中で酸素を運搬)を置いて、酸素を吸収して、ニトロゲナーゼが失活しないようにしていることを初めて知りました。ヘモグロビンは中心金属が鉄(Fe)なので根粒の断面は赤いそうです。植物の戦略は素晴らしい。

p.2 季節により環境変化が激しい場所の植物は、適応するために、いろいろな対策をしています。湿地に生えている植物は呼吸をするために地上に呼吸根を出しています。あるいは幹を支えるために支柱根を形成しています。板状になっている根もあります。ラクウショウの呼吸根は、タケノコみたいですね。

 

-トピックス, 生物, 草、木

Copyright© 進化するガラクタ , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.