「やっかいな問題はみんなで解く」(著者:堂目卓生、山崎吾郎 発行所:世界思想社)を紹介します。多様性が良い効果をもたらすという話をしました。本日の話題は、まさしく多様性のあるメンバーが問題を解くという話です。
資料はこちら → やっかいな問題
p.1 「やっかいな問題」を、リッテル、ウェッバー等が10項目に整理しています。著者等は、それ以外の要素を下のように挙げています。
p.2 やっかいな問題に取り組むためのヒントが4つあります。誰が参加しているかが重要な要素のようです。 多様性を活かすためのヒントも4つあります。最後にある「失敗を許容」することが重要です。
p.3 本のところどころに書かれている気になった文章を載せておきます。「適切に問うことができたとき、そこにはすでに答えの一部が含まれている」という言葉は、味わいのある言葉です。
p.4 「東北リーダー社会ネットワーク調査」(京都経済短期大学 菅野拓)からの引用です。ネットワークで指名される「キーパーソン」がハブになっています。キーパーソンは、必ずしもリーダーではなく「みずからの利害への執着のなさと他者の利害を想像し通訳」する人のようです。 解決するためにキーパーソンが重要な役割を果たしているようです。
やっかいな問題を解くには、多様性があるメンバーが意見を戦わせて(もめる)、調整・統合してまとめていくキーパーソンが文字通りキーになりそうです。