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右手と左手は空いている?

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本日、本ブログ開始してから5年過ぎました。取り上げる話題が偏り、何回も同じ話題が繰り返されていて、面白くないと思われる方がたくさん居られると思いますが、たまには役立つ情報をお伝えできればと思っています。本日は、作業改善項目を分析する方法の説明です。

資料はこちら → IEその5v1

p.1 動作研究の手法として「サーブリック分析(Therblig)」があります。考案したF.B.Gilbrethの名前の逆の綴りになっています。人間の行動を18種類として、記号を当てはめています。探す時は、目玉が寄っていますが、見出した時は目玉が中心になっていたり、「考える」は考える人の形になっていたり、ユニークです。左下に、わかり難い記号の説明を載せておきます。ピクトグラムみたいです。18種類を3つの分類に分けます。第1類は、作業そのもの第2類は作業を遅らせる要素第3類進んでいない要素とします。価値を生むのは第1類の青字の3つで、それ以外は改善対象となります。第2類は、治具・工具の置き方、使い方や材料の置き方に問題があることに起因することが多いようです。第3類は、動作のバランスが悪い場合前後工程の繋がりが悪い場合です。

p.2 両手作業分析サーブリック分析組合せると改善項目が明確になってきます。表をご覧ください。改善する順番は、第3類→第2類→第1類です。赤字第3類で、左手が手持ち状態になっていますので、受け治具などを工夫して改善します。ピンク字は第2類で、決められた位置に部材や治具を置くことが改善につながります。

人間の動作を文字化することで、改善事項が明確になり改善案を立案し易くなります。お試しあれ。

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