トピックス 生産管理

レイアウトを改善、設定したい場合は

投稿日:

工程内の物品の輸送ムダを解析する手法として「DI分析」がありますので、説明します。

資料はこちら →  IEその3

今回使用したExcelファイル → DI分析

p.1 工程のレイアウト図を左に示します。左上から部材を受け入れ左下より製品が倉庫に輸送されます。①先ず、各ポイント(▽と〇)間の輸送距離輸送回数を計測します。②横軸に輸送距離、縦軸に輸送回数としてプロットします。 右図のように描かれたら、等仕事量曲線を描きます。その方法は次ページで説明します。 等仕事量曲線の上側黄色の網掛)にあるポイントは、輸送距離を短くしたり輸送回数を減らすよう工夫して曲線の下側になるように改善します。

p.2 実際に実施してみるとイメージが湧いてきます。実施したExcelファイルも添付しておきますので、工程改善を考えている方、これから工程設計する方は、シミュレーションしてみてください。等仕事量=輸送距離平均×輸送回数平均を用いて算出します。今回は、仕事量9の曲線となっています。レイアウト変更前の赤丸部分の輸送距離を短くレイアウト変更しました。受入部材室を中央付近にレイアウト変更して輸送距離を低減しました。この結果、レイアウトがコンパクトになりました。あとは、輸送回数を減らす改善が必要かもしれません。

いかがでしたか? 数値化することで改善前後の効果確認判断がし易くなります。是非、活用してみてください。

-トピックス, 生産管理

Copyright© 進化するガラクタ , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.