新幹線の座席が2列と3列になっている理由をご存知ですか? 数学の定理から来ているそうです。
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p.1 2列+3列、2列+4列および3列+3列の場合について、2人、3人と座る人を増やしていく場合の配置図を示します。青と白は別の団体だとして、同じ団体の人同士のコミュニケーションを取るように座っていきます。2列+3列以外の座席配置では、白の団体の人が、ひとりぼっち(ピンク色)になる場合ができてしまいます。
p.2 「フロベニウスの硬貨交換問題」という数学の問題があります。3円玉と5円玉があるとすると、支払えない最大金額はいくらか?という問題です。表に組み合わせ表を書きました。正解は7円です。 「AB-A-B」に3と5を代入してすると7と算出されますね。 p.1の場合は、2と3を代入して1です。配置できない最大数が1という意味ですので、2人以上では配置できるということになります。
p.3 以上のことは数学の定理になっています。aとbが素数であれば成り立ちます。
新幹線の座席もよく考えられた配置になっているのですね。数学もいろいろな場面で利用されているようです。