我家の個室には、「トイレ用日めくり」が置かれています。書道家相田みつを作品集です。表紙を開けると「ただいるだけで」という詩が現れます。もう一枚開けると、「道元禅師の教えによれば、便所は仏道修験者にとって大事な道場のひとつです」が出てきます。道元禅師の「正法眼蔵」の中の「洗浄」に「両辺を汚すことなかれ」という言葉が出てくるようです。両辺とは便器の両側のことです。つまり、トイレを汚すなということです。誰にでも見られないところでも、当たり前のことを行う「行」なので、トイレは大事な修行をする道場になるわけです。この後、相田みつおさんの独特な字体で１ヶ月分の日めくりが始まります。 これから忘れなければ、ブログ投稿当日の言葉を書いていきますね。 本日は、「おさい銭 百円玉一ツ ぽんと投げて 手を合わす おねがいごとの多いこと」です。トイレに入って、この日めくりを見ると、リラックスできます。
相田みつを美術館も訪ねてみてください → https://www.mitsuo.co.jp/
ちょうど今、企画展で日めくりを扱っている様です。