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ブラックホールの中にいる?

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宇宙は数式でできている」(著者:須藤 靖 発行所:朝日新聞出版)を紹介します。難しい数式は出てきますが、イメージできるように説明してくれるので、読み易い本だと思います。 数学者のヒルベルトアインシュタイン一般相対性理論をほぼ同時期に発見し、アインシュタインがわずかに早く発表したいきさつも書かれています。順番が逆なら、ヒルベルトの方が有名になっていたかもしれません。ヒルベルトは数学の分野では知らない人がいないほど有名には違いないのですが。この本の中で、「われわれはブラックホールの中にいる」とも解釈できるようです。 ブラックホールというと、光でも閉じ込められて、外に脱出できないとされていますね。 現在、138億光年の範囲内の光は観測出来ていますが、その外はできていません。138億光年外に宇宙が存在する場合、我々の宇宙を見ることができない、つまり我々がブラックホール内にいるかもしれないということです。 非常に巨大なブラックホール内であれば、安全であるとも言われています。 水面にボートが浮かんでいると、ボート近傍の空間が曲がります。すると周囲の物が近づいてきます。これが重力だと言うたとえ話をしてくれます。イメージできるたとえ話です。こんな話が書かれています。興味がある方は、手に取って読んで見てください。

上述の本とは関係ありませんが、神の数式に関する動画 → https://www.youtube.com/watch?v=UeqhlXJSZM8

物理学者は対称性がある美しい数式を追い求めてきて、我が国が誇る南部陽一郎博士が、対称の破れを説き、それを埋めるためにヒッグス粒子が考え出され、近年、実験でその存在が実証されてきたようです。

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