Unityに用いるC#スクリプトについて説明します。
資料はこちら → スクリプト
p.1 他のプログラムコードともよく似ています。 浮動点小数型の場合は、数値の後に「f」を付けるようにしてください。 「変数名+=数値」は「変数名=変数名+数値」と同じです。ビジュアルベーシックも同じでしたね。 「変数名++」は「変数名=変数名+1」の意味です。繰返しの際に有効なコードです。
p.2 整数型の宣言はいろいろなパターンがあります。int[ ] 変数=new int[数値 ]の数値に2と入れると、整数を入れる箱が3用意されます。「new」は箱を作るという意味です。 配列に入れる数字が明らかな場合は、newは用いません。int sumやint points.Lengthは整数型です。sum / points.Lengthで算出するaverageは小数になりますが、浮動点小数型の「float」を前につけて宣言しても整数になってしまいます。そこで「1.0f *」を付けて小数にしてください。
p.3 「メソッド」は、「意味のある処理ブロック」を意味します。メソッドに複数の引数(ひきすう)を入れると、処理後1つの返り値がでてきます。戻り値がないメソッド名の前には「void」とし、返り値がある場合は、返り値の型を書きます。メソッド内で戻り値を「return」と表記します。
p.4 値を返さないメソッドの()内は空白にします。返り値がある場合とない場合について図示しました。
p.5 「クラス」とは、「メソッドと変数をまとめたもの」です。プレイヤ変数は、変数を宣言しメソッドで実装されます。Int Num;で宣言された箱に数値を入れるのと同様に、playerで宣言したmyPlayer変数の箱に変数で宣言されメソッドで実装されたインスタンスが入ります。「〇〇 . △△」の「.」は、「〇〇 クラスが持つ△△メソッド(または変数)を使っている」という意味を有します。
p.6 スクリプトの事例です。左側から右側に向かって進みます。Playerクラスの宣言しますが、クラス名の前に「public」と表示している場合は、他のクラスからも呼び出せますが、「private」の場合は、そのクラス内でしか呼び出せません。ここでは、メンバ変数を宣言しています。次に「Attackメソッド」と「Damageメソッド」を宣言し、メソッドで処理後、表示するスクリプトがあります。 「this」は、自分自身のインスタンスであることを示しています。次に、Player型のmePlayer変数という箱にPlayerというインスタンスをnew(作成)して入れます。
今回はここまでです。