以前、粘菌を飼育して研究している少年のニュースを見た記憶があったのですが、彼が成長して今は大学の研究所に所属して研究を続けているようです。彼の名前は増井真那です。彼の「変形菌」(著者:増井真那 発行所:集英社)という本を図書館から借りてきました。菌と聞くと嫌な気がする方が多いと思いますが、どちらかというとキノコに近いようです。写真映像は綺麗ですが、そのまま載せられないので、Webで公開されている写真を集めてみました。
このサイトにも幾つか紹介されています → 変形菌
写真家が選んだベストテンです → https://buna.info/article/4500/
資料はこちら → 変形菌
p.1~2 名前には「ホコリ」という名前が付いています。色も形状もいろいろあります。同じアカモジホコリでも、動く場合はアメーバー状になり固定する場合はキノコのように変形するようです。以下の動画をご覧ください。細胞の中でも胞子になるもの、支柱になるものに別れるようです。
動画をご覧ください → https://www.youtube.com/watch?v=IMBA5JhMM8M
p.3 北海道大学では、粘菌を用いて迷路や最短距離をとる粘菌について研究しています。以前に関東地方の鉄道網と同じ経路を粘菌が形成する話を取り上げましたが、北海道の鉄道網も同様になるようです。
p.4 増井氏は小さい頃から「変形菌の自他認識」というテーマで研究してきています。別種の菌の場合は、相手を気にしないでやり過ごすようです。同種の場合は、融合するかしないかに別れるようです。気にいらない場合は、一旦は近づきますが離れていくようです。 何を基準に気に入るいらないを判断しているのでしょうか? 右の写真は、肺の中の血管網のように見えますね。
増井氏が小学校で文部科学大臣賞をとった内容です → https://www.shizecon.net/award/detail.html?id=271
増井氏のホームページです → https://mana.masui.jp/
「好きこそものの上手なれ」とも言いますし、ノーベル賞受賞者も語っているように、自分が面白いと思って長く継続していると、いつの間にか専門家になっていくようです。やはり継続は力なりです。