「時間大図鑑」(編集者:木村直之 発行所:ニュートンプレス)のほとんどは物理的な時間に関する原理・説が解説されています。後半は、体内時計や心理学的な時間について書かれています。物理的な部分は理解しやすいようにビジュアルになっています。 今日取り上げるのは、後半の部分に書かれていた「自我防衛機制」です。心理学的な専門用語です。ほとんどの皆さん経験をお持ちだと思います。締切まで、選択や判断を先延ばしにしませんか? 自分の価値を下げないために、人は「積極的に何かを選択しない」行動をとりがちになります。 積極的に選択して失敗するよりは、成り行きにまかせて失敗すれば、自分の責任ではないと言い訳するのです。 今のコロナ対策は、まさにこれではないでしょうか? 次に、こんな経験ありませんか? 締め切りが近づくと、勉強や仕事をする際に、急に別の事をしたくなりませんか? つまり「逃避行動」をして、言い訳を作り自己防衛するのです。 余計な仕事が入ったから、本来の勉強ができなかった。とか、勉強する時間が足りなかったから試験結果が悪かったとか言って、自己を正当化しようとします。失敗の原因は、自分にないとして、行動を改めようとしないので、同じ過ちを繰り返すようになります。 私も、試験勉強の時、よくありました。その結果、試験前によく徹夜になった覚えがあります。寝不足でいい点が取れる訳ないですよね。 ブログ始めた頃に話題にした「好きな食べ物から食べる?」の心理学的な原因はこの「自我防機制」だったのです。
自我防衛機制はいろいろなパターンがあるようです → https://menreha.hibizip.com/defense-mechanisms/
先延ばしをしないコツは、小さな目標を幾つも立てて、こまめに振り返り評価するとよいそうです。