「数学クラスタ集まって本気で大喜利してみた」(著者:いっくん 発行所:大日本印刷)に「HEART」という文字がハートの形に配置されて描く複雑な関数が引用されていました。試してみたいので、どんな関数かについてしらべたところ、以下のtwitterを見つけました。
twitterはこちら → https://twitter.com/con_malinconia/status/1254418707339599872
試してみた結果はこちら → HEART
p.1 式はこんなに複雑です。minとmaxが入り乱れています。しかも不等式なのです。
p.2 式をa~kの式に分解してみることにします。minとmaxが入子状態なので、未だに頭を抱えています。
p.3 これはExcelでは面倒なので、Macのgrapherで描画することにしました。左上からp.2で分割した式をゼロとして各々図を描いてみました。p.1の図と見比べてみると、この部分にこの関数が使われているということがわかると思います。bのグラフがハートの上のふくらみを表していますね。 「floor」という関数を今回初めて知りました。括弧内の基準値に対する切り捨ての関数でした。
p.4 grapherにこの複雑な式を入れて、実行したものが右下の図です。 p.1ほど綺麗ではありませんが、一応それなりの形状になりました。さすが、grapher、エラーも出ず描いてくれました。
しかし、よくこんな複雑なグラフを数式で描くものです。俯瞰的にデザインするのはセンスと数式の知識がないとできないでしょうね。今は、眺めるだけにして楽しもうと思います。
匿さんのtwitterでは他にもいろいろな試みをしているようです。「@con_malinconia」で検索してみてください。