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バナナゲート?

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プラスチック製品設計者1年目の教科書」(著者:落合孝明 発行所:日刊工業新聞社)を紹介します。成形技術をメインに分かり易く書かれています。このような本から読み始めると理解が速いと思います。 私も成形技術は素人なので、資料にまとめながら読んでみました。

資料はこちら → プラ技術その1

p.1 成形技術を「抜き勾配」「角のR」「肉厚」「アンダーカット」の観点で解説しています。

p.2 先ず「抜き勾配」です。勾配がないと金型から製品を取り出すことができませんね。勾配が少ないと、内部に部品を入れる際に干渉しますし、勾配が大き過ぎると、外側の部品に干渉してしまうかもしれません。適宜勾配を設定する必要があります。もちろん見栄えも大事です。 抜き勾配が方向によって不均一なのも好ましくありません。

p.3 成形品の内側を見た図です。 「ボス」は、他の部品を組み合わせるための台座や穴のことです。装置のフタをねじ止めする部分でよく見かけますね。リブは、強度向上のための補強部分です。 これもいろんな成形品の内側で見ることができます。肉厚を薄くする代わりに、リブで強度を保っているわけです。

p.4 成形不良の原因になるので、肉厚はできるだけ均一にするのが好ましいのです。厚い肉厚から薄くする場合には段差にするのではなく、スロープにした方が力が分散して強度的によいようです。 リブをつける場合は、本体の肉厚の0.7場合程度が目安です。

p.5 は欠け防止や安全性のためRをつけます。 その場合、固定金型と可動金型の接するラインの位置に気をつけてください。可動型金型にはR分の窪みをつけておく必要があります。

p.6 アンダーカットはいろいろなタイプがあります。できるだけアンダーカットは使わない方がいいのです。強度を満足するために、アンダーカットをやめて、リブにする対策もあります。

p.7 アンダーカットがある成形金型では、コマという可動部分を用いて、成形品を取り出す方法があります。右上のようなアンダーカットの場合はコマが抜けないので、注意しましょう。

ゲートにはいろいろな種類があります。わかりやすく解説している上述の著者のサイトがありました。「バナナゲート」という名称は初耳です。

ゲートに関するWebsiteはこちら → https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1210/24/news009_2.html

勉強したいものがある場合、手に取って読み易い本を選ぶべきです。今回は、成形技術に関する技術を勉強してみました。これをプレゼン資料に作成するとさらに勉強となります。試してみてください。

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