「世界のなぞなぞ」(著者:のり・たまみ 発行所:文藝春秋)を紹介します。 なぞなぞだけでなくウンチクが面白いです。幾つか紹介します。先ずは、なぞなぞを考えてみてください。
Q1 スウェーデン: 森はどれほど奥に入っていけるのでしょう?
Q2 ポーランド: おじいさんとおばあさんを作ったのは誰?
Q3 アメリカ: 2人の人が、他の2人の前にいる。2人の人が、他の2人の横にいる。2人の人が、他の2人の後ろにいる。全部で何人?
Q4 日本: 母には2回会うけれど、父には1回も会えないもの、な~んだ。 父と母には会えないけれど、パパとママには会えるもの、なーんだ。
Q5 日本: 上を見れば、下にあり、下を見れば、上にあり、母の腹を通って、子の肩にあるものなんだ?
Q6 ギリシャ: カラスが、水瓶から水を飲もうとしましたが、クチバシが届きません。でもあることをして水を飲めました。何をしたのでしょうか?瓶を倒してはいけません。 この問題は、イソップの「カラスと水瓶」に出てくるそうです。イソップは紀元前6世紀の人物です。こんなに古くから・・
Q7 世界共通: アルファベットの「A」はある動物の顔から作られました。その動物は、な~んだ。
これ以外に、面白いなぞなぞが満載ですが、ウンチクもためになります。幾つか紹介します。
- カエルの輪唱ありますが、実際のカエルも時間をズラして鳴いているそうです。オスがアピールするために。
- 欧米は土葬する風習があります。期限付きレンタルのお墓があるそうです。遺体が土に還る15~30年が契約期間だそうです。
- ジャンケンはグー・チョキ・パーの三つ巴ですが、四つや五つあるところもあります。勝ち負けが難しい。
- 欧米の雪だるまは3段重ね。確かに、スノーマンやアナと雪の女王に登場する雪だるまには足がありますね。日本は2段ですね。
- 潮の満ち引きで月にエネルギーを持っていかれ、月は3.8cm/年ずつ遠ざかっているそうです。そのため地球の自転も速度が落ち1日が長くなっているようです。本当? → https://www.nao.ac.jp/faq/a0404.html
A1 真中まで ←真中以上進むと出口に近づくから
A2 孫 ←孫が生まれて、おじいさんとおばあさんになれる
A3 4人 ←サイコロの4の目のように配置
A4 唇 ←「母には2回会うけれど、父には1回も会えないもの」は今から500年前、「母」は「パパ」と発音していたそうです。「ハハ」と発音するときは、唇が触れませんが「パパ」の場合は触れますね。
A5 「-」 ←上、下、母及び肩 の漢字の一部
A6 これは以前のブログ「カラスは神の使い?」紹介した動画でカラスが実演しています → https://www.youtube.com/watch?v=ZerUbHmuY04
A7 牛 ← 「A」:牛の顔を逆さに見たところです。「B」:90度左に回転させると食パンの形状になりますが、「家」の形です。「C」:ラクダのこぶ、 「D」:扉、「E」:手を挙げた人、「F」:フック、「G」:ラクダのこぶ、「H」:フェンス、「I」:棒・腕、「J」:棒・腕、「K」:手のひら、「L」:羊飼いの棒、「M」:波、「N」:蛇・魚、「O」:目・口、「P」:口、「Q」針の孔、「R」:横顔、「S」:弓・魚、「T」:車輪、「U」:深い穴、「V」:槍、「W」:鈎、「X」:場所を示す×印、「Y」:腕、「Z」:武器 アルファベットは表音文字ではなかったのですね。 デカルトが数学の本を出版するときに、X・Y及びZを未知数に設定し、Xで始まる単語が少なく印刷所にXがたくさん余っていたので、未知数の代表にXが選ばれたそうです。
サイコロは、「目によって出る確率が高い」そうです。目の窪みの面積が大きいほど、その面が軽くなり重心の位置が中心にない理由だと述べています。本当かな? カジノではそうならないように調整しているようです。早速4個のサイコロを30回以上振って確認してグラフにしてみました。3、5あるいは6が多く出ました。4が一番少ない理由がわかりません。 今回の実験では、検証できませんでした。