今週は、毎日本を読んでいたような気がします。今日紹介するのは、「最後に残るのは本」(編集・発行所:工作舎)です。70人弱の種々のジャンルの方々の「本」に関するエッセイ集です。先日の養老孟司先生は「本のおかげ」というタイトルで、結局本のおかげはなんなのかがわからないそうです。夢枕獏さんはヒマラヤに行ってベースキャンプに閉じ込められた際に、いつもは読まない「今昔物語」をチビチビ舐めるように読んだそうです。 ここに登場する方々は皆さん、私とは比べられようもないほどに読書中毒なのです。 本を枕、布団あるいは引き出し替わりにしている方、読みたい部分以外は捨ててしまう方もおられます。 電子書籍が登場しても、本の匂い、装丁、手触り感などを紙の本にこだわる方もいます。本との関わりは十人十色だと思いますが、是非、長く付き合っていって欲しいと思います。 私も、本とはいつまでも付き合っていくと思います。