「響きをみがく」(著者:石合 力 発行所:朝日新聞社)を紹介します。 音響が良いと言われるサントリーホールの音響設計をはじめ世界のコンサートホールの設計で引く手あまたな豊田泰久さんの話です。 私も2回サントリーホールに行ったことがあります。真正面にパイプオルガンがあり、サンサースの交響曲第3番を聴いた際は、低音の振動を肌で感じて鳥肌が立ちました。1986年サントリーホール、1997年札幌Kitara、2003年ウォルトディズニー・コンサートホール、2004年ミューザ川崎、2006年マリインスキー、2009年デンマーク国立放送局コンサートホール、2011年ニューワールド、ヘルシンキ・ミュージック・センター、カンザスシティ・パフォーミング・アーツ・センター、2014年上海シンフォニーホール、ポーランド国立放送交響楽団コンサートホール、ラジオ・フランス・オーディトリウム、2015年フィルハーモニー・ド・パリ、2016年ロッテ・コンサートホール、2017年エルプフィルハーモニー、2018年ザリャージェ・コンサートホールの音響設計を手掛けたそうです。 豊田さんは、指揮者のラトル、ゲルギエフ、バレンボイム、ヤンソンス、サロネン等からも絶大な信頼感を得ているそうです。ピアニストのツィメルマンも賞賛しています。 設計するだけでなくアフタフォローも素晴らしいようです。残響が長くて音がクリアな相反する音響を作り出せるのが豊田さんの真骨頂だそうです。 ミューザ川崎が好きという指揮者が結構いるそうです。以下に、ミューザ川崎での演奏動画を載せておきます。
トランペット演奏 → https://www.youtube.com/watch?v=nrWkEqSelV0
柔らかい音色で、うっとりします。ズーラシアンの「インドライオン」の音色です。過去ブログ「上手な演奏者の音を真似よう!」の「Trumpet Love letter」に収録されている曲です。
ホルン演奏 → https://www.youtube.com/watch?v=Uy70x3okMIg
お茶らけていますが、すごいテクニックです。過去ブログ「ホルンもいいね!」もご覧ください。
クラリネット演奏 → https://www.youtube.com/watch?v=EJzlZd6BrZM
弦楽四重奏 → https://www.youtube.com/watch?v=sKseMiVU4wg
他にもたくさんあります。 実際に行って生演奏を聴いてみたいものです。