「チコちゃんに叱られる」を見ていたら、「宝石のカラットって何?」という問題が出ました。答えは「イナゴ豆1個の重さ(0.2g)が1カラット」だそうです。重さが産地によらず均一であるからという話でした。私が興味を覚えたのはその検証を番組スタッフが実施した結果です。イナゴ豆は、写真のような豆で、とても均一にあるようには見えないのですが。100個を測定した結果、最小は0.13gから最大0.26gで中央値が0.2gにピークがある正規分布に近いヒストグラムでした。標準偏差0.022gぐらいでしょうか。統計を勉強しているとつい計算してみたくなります。それにしても、古代人は経験的に統計を身に着けていたのですね。素晴らしい!! 真珠は匁(モンメ)が単位だそうです。 単位はISO化してきていますが、未だに専門分野においては、慣習で用いられている単位があります。
単位で、思い出しました。m(メートル)は何を基準にしたかご存じですか? 「地球の北極から赤道までの距離の1万分の1を1km」と定義しています。ということは、地球の北極から赤道までの距離はぴったり10,000kmのはずです。ところが、実際は少しずれているようです。当時の測量技術の精度の問題だと思います。 赤道の長さは?と聞かれたたら、地球を球として10,000km×4=40,000kmと覚えておくとよいと思います。 単位に関係する過去のブログ、「単位のはなし」「単位の意味を知る」「芸術と科学のコラボ」「単位がない方が便利な場合もある」もご覧ください。