本日は、IoTネットワークの話です。
資料はこちら → IoTその2
p.1 WAN、LAN及びPANと略語で書かれるとわからないですが、概念としては皆さんんも知っていると思います。インターネット、会社内のLAN、家庭内の無線LANですね。「Peer」は同僚、仲間などの意味を持ちますが、ここでは通信をしている端末同士のことを指します。 いろいろな形がありますが、故障等の影響を受けないのはメッシュ型です。
p.2 「クラウドネイティブ」「API」「レスポンシブデザイン」という言葉がキーワードです。使用する端末は、スマホ、タブレットあるいはパソコンのように種々の形態があり、それらにより違いが出ないように、他社のAPIも活用するようにアプリを開発していく必要があります。 また必要なライブラリも誰もがアクセスできるコンテナに保存する必要があります。
p.3 URI,URL及びURNという名称があります。URI=URL+URNの関係です。ユーザーはアプリの場所を知らないので、ユーザー視点ではURLとなります。開発者はURIとなります。
p.4 最近はIoTでなくIoEと呼ぶそうです。モノだけでは成り立たないので、人、データ及びプロセスなどが加わった「全てのモノ」に変わりました。脱線しますが、コンピュータが正常に稼働していることを検証する方法を、以前は「CV:コンピュータ・バリデーション」と言っていましたが、最近は「CSV:コンピュータ化システムバリデーション」と呼びます。「S」はシステム(人、モノ、手順を含む品質システム)を指しています。上記のIoEと同様に周辺のもの全てを含む概念です。 最近は単体よりもシステムが重んじられます。
p.5 通常のインターネットは継続な通信で膨大な情報が流れています。一方、IoTデバイスは非連続なデータの発信となります。このような場合は、低電力用のネットワークLPWAを用います。
p.6 通信距離と通信速度に関して、ネットワークの領域を示した図です。最近登場の5Gは通信距離も速度も高いですが、消費電力や通信費が高くなります。IoTの場合は、右下の低電力用のLPANを使います。
p.7 利用される周波数帯を図示します。4Gまでの携帯に比較して5Gは周波数帯が高くなります。ISM帯域は、種々の分野で使用されているので、非常に込み合っています。電子レンジは2.4GHz帯ですので、使用中に近くでWi-FiやBluetoothを使うとトラブルが起きる可能性があるので、注意しましょう。