以前にブログにしたかどうか忘れましたが、私は「あがり症」のため、演奏会、朝礼、報告会、研修の初日等の前には今でも緊張します。そのため、あがり症対策として、いろいろ試しています。以前のブログ「呼吸を上手く使えば、全て上手くいく」で述べた呼吸法はある程度効果はありますが、まだまだです。 例によって、図書館の新刊本に「大阪のオバチャンは、なぜ人前でもあがらないか?」(著者:金井英之 発行所:経済界)という本が置いてあり、早速借りて来ました。 あがり症は、人間が持っている自己防衛反応なので、それ自体を変えることはできません。この本には、いろいろなアイデアが書かれています。 その一つは「話に集中する」ことが大事だそうです。つまりあがるという意識を忘れてしまわないといけないようです。次は「聞き手が聞きたい内容を話す」ことです。自分の自慢話や苦労話はご法度だそうです。 研修の講師としては、耳に痛い内容です。反省、反省。 あれ、これはあがり症と関係あるのかな?と思いきや、聞き手が冷めていると、場が緊張をもたらすようなのです。相手に好奇心を満たす話題を提供する語呂合わせ「タノシクハナスコツ」が載っています。皆さんも、以下の項目のネタを持っていると話し相手と緊張せずに話が盛り上がると思います。タ 食べること、ノ 乗物、 シ 趣味、仕事、ク 国(故郷)、ハ はやり(流行)、ナ 仲間、長生き(健康)、ス スポーツ、コ 子供(家族)、ツ ツーシン(ニュース)
この本はさらに、自己啓発のためには「なぜだろう?」という問題意識を持つことが重要だと述べています。斬新なアイデアは、こうしたところから生まれてくるそうです。 この本を読んでいるうちに、「あがり症」からズレてきたような気がしますが。
最後に、プラスの暗示を掛けると良いそうです。 私もいつも本番前には「本番に強い、本番に強い」と自分に暗示を掛けています。 「シュブレルの踊り子」を試してみてください。5円玉に30cmの糸を結び、糸の先を親指と人差し指で持ち、5円玉が揺れないようにたらします。「5円玉が揺れる」と何回も唱えてください。「縦に揺れる」「横に揺れる」と言ってみてください。 さらに面白いのは、何人かいる場合に、「この実験は素直な人ほど大きく揺れます」と言うと、全員が一斉に大きく揺れだすそうです。「素直」の言葉に暗示を受けるようです。 もっと詳しく知りたい方は、読んでみてください。