研修では「QC7つ道具」の講義をよく頼まれます。過去ブログ「あなたの好きな数字は?」でも話しましたが、なぜ7つなのでしょうか? いつもこの話題から講義に入ります。QC7つ道具の講義資料の触りだけ以下の資料ご覧ください。
資料はこちら → QC7つ道具
p.1 日本人は3,5,7及び8が好きという話題です。ベトナムの研修生の9が好き?と聞いたら、違うと言われてしまいました。ビール党だけかな、好きなのは。
p.2 弁慶は7つ道具をいつも身に着けていたというお話です。 昨今、弁慶知っている人も少なくなったかも。
p.3 QC7つ道具も、人や本によって項目が違うという話です。
p.4 7つ道具の内、★印を重点的に説明することにしています。これらを使いこなせれば、品質管理に有効だと思うからです。
p.5 新QC7つ道具というものがあるという紹介です。私も使いこなした経験がほとんどありません。
前置きが長くなりました。今日の本題は、「IoT7つ道具」というものがあるそうです。
詳しくはこちら → https://www.jmac.co.jp/consulting/theme/iot_7tools.html
7つ道具の要約を以下に記します。認定制度や講習会もJMAC(日本能率協会コンサルティング・サービス)にあるそうです。これからのスキルアップとして学ぶとご利益があるかもしれません。 これも7つ、先日の「7つの習慣」も7つ。 私は3つ、多くても5つぐらいが好きですが。
(1)IoL 位置 Internet of Location
人、もの、荷役機器の位置や動線を追跡し、それらに付随する情報をデータ化する
ことで作業の生産性アップと効率化を図る
(2)IoO 作業 Internet of Operation
現場において、人の稼働状況、動線状況、集中度などをリアルタイムに計測し、
数値化することで作業者の作業を詳細に把握する
(3)IoS 場面 Internet of Situation
AIを使ったカメラモニタリングなどで現場を常時観察することで、定常作業のロスを
見つけたり、異常発生時の原因究明を行う
(4)IoC 数量 Internet of Count
数量実績という付加価値を生み出さない作業を優先的に効率化することで、作業者の
負担を減らし現場全体の生産性を高める
(5)IoH 危険 Internet of Hazard
危険発生の瞬間の動画記録などを位置情報と関連させることで、作業者にIoTツールを
使って注意喚起を促し、リスクを予測し異常発生を防止する
(6)IoA 稼動 Internet of Availability
加工時間、停止時間などを計測し、その大量のログを新しい通信技術を用いて実用レベル
で活用することで、工場全体の能力を定量的に把握し効率的に工場の運営を進める
(7)IoQ 品質 Internet of Quality
デジタル画像などを用いて不良品などの品質検査基準を計数化することで、市場への
不良品流出を防止し一貫した品質管理を行う