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生体のハブ的な存在は?

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人体神秘の巨大ネットワーク 臓器たちは語り合う」(著者:丸山優二 発行所:NHK出版新書)から第2弾です。今日は「腎臓」です。 スポーツ選手が高地でトレーニングするのは、酸素が薄い(酸素分圧が低い)と腎臓がそれを検知して「エリスロポエチン」略して「エポ(EPO)」というメッセージを放出し、これが骨髄に行き、赤血球を増産させるためのようです。肺ではなく腎臓が検知するというのも不思議ですね。 腎臓はこの他に「レニン」という物質を放出して血管を収縮させて血圧を上げます。 心臓から放出されるANPの逆の役目になります。

腎臓は「尿を生成する臓器」というよりは「血液を管理する臓器」の方が合っているそうです。腎臓は毎日「糸球体」で180リットルの原尿を生成後「尿細管」から再吸収する際に成分量を調整して、2リットルが尿として排出されます。引越しの時のように一旦外に出して、必要なものだけ取り込むのです。

ゾウの時間、ネズミの時間」という本が昔出版され、なるほどと思って読んだことがあります。早くチョコマカ動くネズミはゆったりと歩くゾウよりも心拍数が高く体重の割に運動量が大きいため寿命が短いという内容であったと思います。最近の研究では、人間コウモリはこの直線状より少し上にズレている、つまり寿命が長い方にズレていることがわかってきたそうです。ゾウが70歳で人間は75歳を超えるのでズレているのがわかります。最近の研究によると、血中のリン濃度が低くコントロールされていると長生きするようです。このリン濃度は、がメッセージを出して腎臓調節しています。人間は、このコントロール能力が高いようです。

腎臓は全ての臓器とメッセージをやりとりしているので、生体のハブ(物事の中心、自転車の車輪やハブ空港のように使われる)的な存在なので、大事にしたいものです。

 

 

ここまで書いてきたら、NHKで放映されてた資料が載っているWebsiteを見つけました。

詳細はこちら→ 腎臓

 

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