固有値を用いて経済や交渉の予測を行う例です。
資料ご覧ください → 固有値2
交渉を実施する時の自分の強硬度をx、相手の強硬度をyとします。強硬度とは、強い態度を示すか否かの度合いを意味します。x軸が自分、y軸が交渉相手の強硬度です。交渉前の各々の強硬度の数値をx1とy1とします。交渉後の強硬度をx2とy2とします。交渉内容が行列(a b c d)で、交渉前ベクトル(x1、y1)にかけると交渉後ベクトル(x2、y2)になります。固有値λが1の時(左下の図)は、円上をぐるぐる回りますので、強硬度は多少変動しますが、破綻することなく定常状態を保ちます。ところが、λが1より大きい場合は、右下図のように渦巻状に外に拡がっていき交渉は破綻してしまいます。 こうならないよう懐柔したり、譲歩したりして最低限円の周りを回る程度にしておく必要があります。 最近の政治家は、自己都合ばかりなので、うずまきのように破綻しなければ良いと思われます。
こんな数学の式をみながら経済や政治を見れれば、もっと世の中住み易くになるの思う次第です。