書店に行って本を物色する際には、本のタイトルや帯ラベルで目立ったものを買ってしまいますね。先日TVの番組で同様なことを言っていました。最近は、本の内容の説明文であったり「・・・しなさい」という命令調のタイトルが多いそうです。 今回購入した本は「ジーヴズの事件簿」(著者:P.G.ウッドハウス 発行所:文芸春秋)です。 帯ラベルに「皇后陛下もご愛蔵」「ジーヴズも二、三冊待機しています -お誕生日ご回答よりー」と書かれており、内容も堅苦しくないユーモア小説でしたので、読んでみることに即決しました。あっと言う間に「才智縦横の巻」を読み終えました。 優秀な執事ジーヴズが、お金持ちの青年バーディーを巻き込む厄介事を解決していく小説です。
P.G.ウッドハウスは、1881~1975年と過去の小説家ですが、最近また人気が出てきているそうです。皇后陛下が誕生日の記者会見で話されたのがニュースになり、日本でも読まれるようになると思われます。 健康ブームの昨今、TVで「・・・は〇〇の効果がある」と評判になると小売店で話題の食材が品切れになるのと似ています。 私も、その流れに乗って読んでみました。 情報に踊らされる感はありますが、それでも良いと思います。 今まで出会う機会がなかったものに触れることができるからです。 もし、本当に良いものであれば、一過性に終わることなく継続していけばよいだけですから。 引き出しは多ければ多いほど良いのです。 ジーヴズが難事を解決できるのも引き出しが多いからだと思います。
皇后陛下と本書に関する記事 → https://www.j-cast.com/2018/10/23341863.html?p=all