会社からの帰り道、空を見上げたら「彩雲」ほどではないですが、綺麗な雲があったので、思わずシャッターをきりました。下の写真の右上の黒っぽい雲は、左下に向かって「墨流し」のように流れています。変わった形ですね。これを見て、小学校の頃よくやった「墨流し」を思い出しました。
検索したところ、こんな動画がありました。 → https://www.youtube.com/watch?v=4pB6e7yYe6w
墨だけでなく、他の色を混ぜると綺麗ですね。 これも名人芸です。 → https://www.youtube.com/watch?v=Xs6AE5R1n4g
800年以上の歴史があるそうです。 → http://www.washi.jp/yougu/suminagashi/
墨だけでも、世界に1つしかないオリジナルな絵が描けます。お子さんと一緒に遊べます。 → https://www.youtube.com/watch?v=nsOuTZnYtTw
カラー墨流しの「マーブリング」にはいろいろな手法があるようです。 → https://www.youtube.com/watch?v=VHPhopC0MJM
なぜこのような模様が描けるかはこちらに解説されています。 → http://rakuchem.com/suminagasi.htm
疎水性の炭素の微粒子が親水性のゼラチンに包まれて水面に浮かんでいるところに油や洗剤を滴下すると、それらが拡がろうとして墨を外側に押しやります。そこに墨を落とし、その中に油を落とすことを繰り返していくと模様になります。油と墨は溶け合わないので、互い違いの模様になります。
尾形光琳の「紅白梅図屏風」がこの手法で描かれているとは知りませんでした。