日中は暑さが戻りましたが、夕方からは気温が下がって過ごし易い1日でした。今日は、富士山が裾野までよく見えていました。
昨日紹介したオルフ作曲「カルミナ・ブラーナ」→ https://www.youtube.com/watch?v=7yWcOx9v58A の有名な冒頭部の旋律が一昨日のTV番組から流れていました。注意していると、よく耳にします。 この世俗カンタータは、第1場 春に 、第2場 酒場にて、 第3場 求愛に大きく分かれています。 運命の女神に翻弄されている物語です。
概略をご覧ください。 → http://nagoyashimin.sakura.ne.jp/data/2002carmina/gaiyaku.pdf
第1場は、春に花が咲き乱れ、楽しく歌い・踊る光景が表現されています。 第2場の酒場では、日頃の鬱憤を酒で発散している場面です。美しい象徴の白鳥も丸焼きにされて、真っ黒になって皿の上に置かれています。 ここでカウンターテナー(高音のテナー)の音域で、この白鳥の嘆きを歌います。上述の動画の33分7秒後です。32分35秒からのファゴットの音も、何か寂しそうな音色です。 この情景を想像すると面白いですね。 以前、この部分を生演奏で聴いたときに女性が歌っているようにも聞こえるました。
この後、お坊さんも酒を飲んで大声を出しています。 この場面は結構面白いです。 第3場は、求愛です。失恋男の妄想なども出てきます。そして最後に冒頭と同じように運命の女神が登場して、運命の車輪が回ります。
独唱、女性合唱、男性合唱と少年合唱と盛沢山詰まった曲ですし、歌詞の内容もくだけています。ストーリーを読みながら聞くと面白いと思います。
こちらも参考に。簡単な解説があります。 → http://www12.plala.or.jp/dassai/carminanote.html
合唱曲はあまり聞かないのですが、このカルミナ・ブラーナはテンポ感がいいので以前よく聞いていました。試しに聞いてみてください。