月の満ち欠けで「方位」が分かる方法知っていますか? 道に迷った際に方位を知るにはいくつかの方法があります。 以前ボーイスカウトに出した問題が次の資料です。
資料 → 方位の探し方
p.1に問題があります。 解答はp.2以降です。 夜であれば、星と月の満ち欠けで方角を知ることができます。月の満ち欠けは、p.3の右下の図を覚えておき、出ている月の形とその時刻から方角がわかります。18時の時は青い半円で、その時の月の形を見れば方角が分かります。 満月の方角が東、半月であればその方角が南、三日月であれば南西となります。 夜中の0時は、右下のオレンジの半円を90度右に回転させた右上の図で考えます。いつも自分が半円の中心にいます。満月であれば、その方向が南です。 半月はどちらが欠けているかを見ます。右が欠けていたら東、左半分が欠けていたら西の空です。 明け方6時は緑色の半円を180度回転させて考えてください。満月は西の空、半月は南です。 満月の別名を望月ということを今回初めて知りました。「望月さん」という名前の由来はこれなのですね。
ややこしいのは、上弦と下弦の月です。p.4ご覧ください。 沈む時に弦が上の場合、「上弦の月」と言いますので、東の空から上る時は弦は下を向いています。昼間に上るので、ほとんど見ることはできませんが。「下弦の月」は、夜中の0時に東から弦を上にして上りますが、沈むのはお昼ですので、ほとんど見ることはできません。
p.5 「年輪の広い方が南」とずっと思っていましたが、実は間違いのようです。 その木の育つ環境により、自分を支えなければいけない斜面では、斜面側に成長するため年輪の幅が広くなり、必ずしも南にはならないそうです。 また、近くに邪魔者がある場合は、それを回避するように成長するので、この場合も広い方が南にはならないそうです。
p.6 街中では、建物の向き、太陽光パネル、グランド、衛星放送のアンテナを見れば、ほぼ南を知ることができます。 スマホのGPSやアプリを使えば、もっと簡単ですが。
自然の中で方角がわからなくなった時は、とりあえずアナログの時計を持っていれば、太陽や月を利用して方角は掴めそうです。スマホ等に頼らず、知恵を屈指して方角を知りましょう。