キャンプファイヤーでは「スタンツ」という寸劇を行います。スカウト達は恥ずかしがってなかなかやりたがらないので、リーダーが先ず見本を見せます。 ボーイ部門の研修所に行った際に講師の方が演じた「すいかのタネ」を見て、物まねしているうちに少しアレンジして私のレパートリーの1つになりました。
ストーリーはこちら → すいかのタネ
①キャンプファイヤーの輪の後から、じいさんとばあさんに成りきってかき分けるようにして輪の中に入ります。 リーダーであること悟られないように変装すると効果抜群です。この人たち誰?と思わせると効果抜群です。 ②すいかのタネを口で飛ばして相手がレシーブするのですが、相手はその時隠し持っていたステンレス製のコップの底を石ころで「コツン」と叩くのです。飛ばした後の滞空時間を考慮して音を鳴らします。上を見上げるように大げさな動作をしましょう。③交互にすいかのタネを飛ばしてはレシーブしますが、昔のバレーボールのアニメ「アタックNo.1」に出てきた「逆回転サーブ」とか「イナズマ……」のような言葉を発してグルグル回転しながらタネを飛ばすアドリブも面白いです。 その時は、レシーブできずに大げさに転びましょう。④しばらしく演じた後は、元の腰が曲がった状態に戻って、サークルの外に消えます。
スタンツはいろいろなバリエーションがあります。 桃太郎、ウサギと亀や一寸法師のような昔話はやり易いと思います。 以前牧場で、牛の赤ちゃんが生まれた話を聞いた後、キャンプで直ぐにスタンツにしたのは、今でもよく覚えています。 生まれたのは雄牛だったのです。雌牛は牛乳をとるため牧場に残されますが、雄牛は肉にされるために引き取られていくのです。生まれた際の獣医、母親の牛、トラックに載せられていく雄牛あるいは牧場主に成りきってスタンツをしました。 話をしてくれた牧場主が「いただきます」の意味を教えてくれたので、スタンツのオチもこれにしました。「(お命)いただきます」という感謝の気持ちですね。ところどころユーモアを交えて演じましょうね。
寸劇ですので、短い時間でいかに観衆をひきつけるストーリーを組み立てられるか。演じるチーム内のアイデア出しや役割分担の協力は不可欠です。 私自身、この経験は会社の業務の中で非常に役に立ちました。