昨日取り上げた「rot」を使って、電磁気学に登場する理解し難い「マクスウェル方程式」をイメージし化している本は、何度も引用している「物理数学の直観的方法」(著者:長沼伸一郎 発行所:講談社)です。私なりに補足してみました。
資料はこちら → マックスウェル方程式
p.1 マクスウェル方程式は4つの式があります。この内、2つについて説明します。残りについては、上手くイメージしたものがないので、わかり次第アップします。
p.2 昨日「div」は微小な部分から流れ出す量という話をしました。 「div」は「divergence(発散)」の略ですので、微小な点から周囲に発散して出ていくことを意味しています。今回はρという点電荷が存在する場合に、周囲に電場(電束密度)が発散するように生じていることを表しています。
p.3 昨日の水車が活躍します。電場の中に水車を入れると、入れる場所により回る方向が変わります。その際に、水車の軸方向にある磁場が増えたり減ったりします。つまり、磁場は時間と共に移動する波となります。 磁場からみると電場が同様な波になります。 一見難しそうに見える式も、このような絵で見ると理解し易くなりませんか? まだまだわからないことは山のようにありますが、地道に理解していきたいと思います。 わからないことは、「寝かしておく」と、そのうちになんとかなるでしょう。きっと。