「賞味期限」と「消費期限」の違いを説明できますか? 今まで、「賞味期限」の後に「消費期限」がくるものとイメージしていましたが、違うようです。「基準値のからくり」(著者:村上道夫、永井孝志、小野恭子、岸本充生 発行所:㈱講談社)を読んで、ようやく腑に落ちました。
農林水産省の資料(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/03/dl/s0327-12g_0004.pdf)をご覧ください。英語では「消費期限」が「use-by date」、「賞味期限」を「best before」と言います。英語の方がわかりやすい気がしますね。
お弁当や生和菓子のように長く保存がきかないものが「消費期限」、冷蔵や常温で保存がきくものが「賞味期限」のようです。「賞味期限」の食品は、期限切れの場合は、消費者が個別に判断する必要があるそうです。
生食になる卵の場合は、「賞味期限」が「消費期限」にイコールになり、夏:11日、春秋:21日、冬:54日と変動するようです。
生野菜サラダは、安全のための「消費期限」よりもシャキシャキ感を重視する「賞味期限」の方が短いそうです。
上述の「基準値のからくり」では、水質、放射性物質、大気汚染、事故の基準値などの決め方についても読みやすく書かれています。是非、一読ください。現状に合わせて苦し紛れで決めているもの、過剰なものなどいろいろな基準値があります。