昨日のブログは紙で作製した不可能物体でしたが、今日は木を用いたものです。この他にもいろいろな不可能物体があります。 → 不可能物体あれこれ
私も真似して、ガラス瓶や五円玉に木の矢を通してみました。写真を撮らずにプレゼントしてしまったので、証拠がありませんが。 どうやって矢の矢尻部より小さい穴に入れると思いますか? 以前から、松ぼっくりは水で濡らすと縮こまり、乾いた時には入らない大きさ口の瓶に入れることは知っていました。 → https://nobrin7.exblog.jp/8046498/
5円玉に矢を入れるやり方です。最初、木も松ぼっくりと同じかなと思ってやってみましたが、水で膨潤するのでかえって大きくなってしまいます。カッターでも簡単に切れるバルサ材は柔らかいので、丸めようとしましたが、折れてしまい上手くいきませんでした。 こんな時は、Webサイトは本当に有難いです。 いろいろ検索する内にやり方がわかりました。 ①型紙を印刷して、両面テープで厚さ4mm以下の木の平板に貼り付け ②電動糸のこで切断 ③木をぐつぐつと水に入れて煮ます。時間は大きさにもよると思いますが、15分以上で大丈夫だと思います。 ④通常は万力のような道具で矢の部分を圧し潰して1日ぐらい乾燥させるようです。 ⑤私は時間がもったいないので、ペンチで思い切り圧し潰して、先端の細い方から穴に無理やり押し込みました。やや穴で木が削れてしまいますが、気にしません。 ⑥圧し潰した箇所を、先ほどの熱湯の中にしばらく浸漬しておくと元の形に戻りますので、引き上げます。 ⑦乾燥させた後、サンドペーパーやヤスリで形を整えて完成です。 5円玉の穴が5㎜くらいなので、厚さ4㎜以下の平板で作製するのが容易です。
ガラス瓶に矢を通すには、先ずガラス瓶に穴を開ける必要があります。小型のリューターの先端に細いと石を装着し、水を入れたバケツの中で地道にガラスを削って穴を開けます。2か所穴を開けたら、あとは5円玉と同じやり方で矢を通します。
矢の型紙は資料のp.2→ 不可能物体No2
p.3は、丸い2つのリングが絡んでいます。切ったり貼ったりせずどうやって作るか? 答えは次のページです。 糸のこで切断して、サンダーとドリルを使って円盤に、続いてサンドペーパーでドーナツ状に仕上げます。 次回は、御影石で作製してみようと材料は買ってきましたが、工具がないので物置で眠っています。いつできることやら。
以上、不可能物体を作るのは、非常に根気のいる仕事です。とにかく、不可能を可能にするのですから。できたときは、達成感で報われます。何事も苦労しないでよいものはできないのです。地道に頑張りましょう。