現在、油と言えば石油ですが、昔、日本では植物から油を作っていました。春になり、菜の花が咲き始めますが、この菜の花の種から、菜種油が作れます。 菜の花のことを別名「アブラナ」と言いますよね。 以前に菜種から油を絞るための圧搾機を自作しました。
自作の油圧搾機は → 油圧搾機
油作製手順は、①菜種を竹の容器に入れる。②落し蓋を何枚か載せる。③小型の万力を載せて、圧縮する。④布の中に菜種を入れて、搾ると油が出てきます。また、竹容器の中の油は布で沪します。⑤お皿にこの油を入れ、凧糸やロウソクの芯を油に浸す。⑥芯の先端に火を着けます。
菜種以外には、ゴマ、クルミ、などがありますね。 動物性ですと、豚のラードや鯨からも得られますね。もし、石油が手に入らない場所に取り残された場合、油になりそうなものを知っておくと、自給自足できますね。