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犬が主人公の本2題(お薦め)

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  本ブログは、連想ゲームのように話題を繋げていきます。富士山のクレーター→富士山の体積→関数グラフで富士山描く(数学)→フーリエの冒険(数学)→美しい日本語()と繋げて来ました。今回もの話です。今年の干支は戌年ですね。犬が主人公の本を紹介します。1冊目は、「野良犬トビーの愛すべき転生 (著者:W.ブルース・キャメロン 新潮文庫)です。原書のタイトルは「Dog's Purpose」でシンプルです。これはこれで意味深です。訳本のタイトルは、興味を引きますね。野良犬トビーは死んで姿形が違う犬に変わっていく(転生)のですが、精神だけは変わらないのです。転生するたびにいろいろなことを学習していきます。最後は感動ものです。話題になった映画「君の名は?」のように、意識の中で通じ合うという話です。是非読んでみてください。   2冊目は、「優しい死神の飼い方」(著者:知念実希人 発行:光文社文庫)です。この犬はゴールデンリトリバーで、死神があの世の上司に命令されて俗世界に派遣された仮の姿です。 大好物のシュークリームを目の前に差し出されると、自分の意志に反して、尻尾が自然に振れ出し、ヨダレが出てくるところは死神らしくなく可愛いです。私が昔飼っていた犬がゴールデンリトリバーだったので、愛着がわきます。死神の役目は、ホスピスに入院している登場人物が、この世に未練を残さないように誘導していくことです。次々に誘導が成功していくのですが。後半はミステリー小説のような展開になり、スリルありお涙頂戴など本当に面白い構成になっています。お薦めします。 上述の本に共通しているのは、犬の姿形をしているのですが、人間のような意志を持っているところですね。皆さん、仏教でいう「輪廻転生」を信じますか?  あの世の話がでたので、おまけにもう一つ本を紹介します。「椿山課長の七日間」(著者:浅田次郎 発行:朝日文庫)です。主人公が突然死んだのですが、有らぬ疑いをかけられて、その疑いを晴らすべく七日間だけ正反対の姿形になって俗世界に戻るという話です。 最近の小説は、登場人物たちが何らかの関連があるように設定されていますね。 この小説も、どんでん返しが面白い!!

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