何度も反芻(はんすう)するという話をしましたが、大事なことを言い忘れていました。「習慣化する」ことが、どんなことであれ必要なのです。以前にイチロー選手が毎日トレーニングをしている話をしましたが、彼は毎日のルーチンにより体に覚え込ませて「習慣化」しているのでしょう。考えず自然に体が反応するようにしているのだと思います。ラジオ体操や自転車乗りなど、一旦体で覚えたものは直ぐ思い出しますね。 玄関での靴の揃え、挨拶、箸の持ち方、おもちゃの片付けなどが上手くできなくて、親に何度も注意された思い出があると思います。上手くできるようになるための「躾(しつけ)」です。この躾が「反芻」に対応します。そして「習慣化」して定着させるわけです。 5Sは「整理、整頓、清掃、清潔、躾」ですが、6Sとして「習慣」を入れる場合があります。私は、「習慣化」によって定着して、初めて完成となると考えております。 我家の息子達は、躾が悪かったせいか、大人になっても直ぐそばにあるゴミ箱にゴミを捨てなくて困ります。