「言葉にできるは武器になる」(著者:梅田悟司 発行所:日本経済新聞出版社)を紹介しましたが、その中で下記の対語が登場します。似たような語句ですが、意味合いが違います。 著者と同様な部分もありますが、私が感じる意味合いを書いてみようと思います。皆さんも各々思いがあると思います。イメージして、使い分けしてみましょう。
・知恵と知識: 知識は本・Webなどで得る情報で、知恵は知識や体験したことを用いて処理する能力
・問題と課題: 問題は理想と現実とのギャップ、課題は問題を解決するためのアクション。過去のブログ「万能な「手順(思考回路)」とは?」や研修の中でも説明しています。ギャップが問題、対策あるいは登山のルートが課題に対応します。問題はネガティブ、課題はポジティブに感じます。
・会議と議論: 会議は関係者が集まって意見を言ったり話合う場、議論は自分の意見と他人を意見を論じ合うこと。
・文句と意見: 文句は批判や愚痴でネガティブ、意見は改善など前向きでポジティブ
・意味と意義: 意味は説明、意義は思想・信条などの価値を内在する
・ルールとモラル: ルールは約束事、モラルは例えばルールを守るための価値観・信条
・目標と目的: 過去のブログ「的(まと)と標(しるべ)の違い」をご覧ください
品質部門にいると「ルール」を作って満足する方が結構います。 ルールを守ってもらうための仕組みが考えられていないのです。明日のブログはその辺のことを書いてみようと思います。 上述の青字が大事ですね。