今まで生きてきた中で、いじめられたり、いじめた経験は少なからずあると思います。「いじめ脳」(著書:加藤俊徳 発行所:SBクリエイティブ)を図書館の新刊本コーナーから借りてきました。いじめのメカニズムとその対処法が解説されています。脳が疲れていると、いじめ脳になるので、十分な睡眠が必要だそうです。また、イライラがつのってきた場合は、頭を別のことに切り替える「脳番地シフト」が「いじめ脳」を防止できるようです。
いじめの脳のメカニズム
- ドーパミン依存:自分で自分をうまく動機づけられず、快楽物質であるドーパミンを自力生成できない脳の状態に陥ると、他者を理不尽に攻撃することで快感を得ようとし、依存症的に繰り返してしまう。
- 怒りは「脳のSOS」:暴走するイライラや攻撃的な態度は、脳内の不快な景色や悲鳴そのものであり、コントロールが利かなくなった脳の限界サインである。
- 誰もがなりうるリスク:攻撃しない人は歪みがないのではなく、自分の脳の歪みや危うさを自覚しているからこそ自制できているのであり、コンディション次第で誰でも「いじめ脳」に堕ちる危険性がある
被害者と周囲への対処法
- 客観視(脳の風景として捉える):他人の理不尽な攻撃を真正面から受け止めて傷つくのではなく、「いま相手の脳内で不快な景色が広がっている、余裕のない状態なのだ」と客観的に見つめることで、自分の心を守る。
- 脳のブレーキ:情報過多や睡眠不足、自分で物事を決断できない状態は脳の抑制(ブレーキ)を利きにくくさせ、攻撃性やいじめへの加担を招くため、脳を休ませて整えることが重要である。
更生と脱却のアプローチ
- 脳番地シフト:攻撃行動以外の部分で小さな成功体験を積み重ねさせ、他の脳番地を刺激・活性化させることで、攻撃に頼らない脳の使い方へと再教育していく。