「『言いたくても言えない』は、なぜ起こるのか?」(著者:林 博之 発行所:日本能率協会マネジメントセンター)を紹介します。一部の人を除けば、大多数の人は『言いたくても言えない』状況は経験済みだとおもいます。意見が言えない現象を個人の性格ではなく、「身体」の防衛反応(Freeze:凍りつき)によるものと分析し、空気を読む人ほど陥りやすいメカニズムを解説しています。この防御反応は、以下のようなシチュエーションでおきます。人間は頭で考えるより早く、相手の声のトーン・目つき・姿勢などの非言語情報を読み取ります。
- 会議で突然指名されたとき
- 上司の表情が曇った瞬間
- 周囲の視線や無表情に晒されたとき
- 初めてのコミュニティに参加したとき
- 「間違えたくない」と強く思ったと
上述の本では、意思の力で解決しようとせず、インプロ(即興演劇)の要素などを活用して、身体の緊張を解きほぐすアプローチが提案されています。インプロ(即興演劇)とは、台本なしでその場のやり取りを楽しむ演劇手法です。インプロ(即興演劇)の要素は以下のとおりです。「Yes,But」ではなく「Yes, And」という意識を持って臨むとよいそうです。
- Yes, And(肯定と発展):(そうだね、だから・・・)
-
- 相手の言葉を一度すべて受け入れる。→ Yes
- その上で自分のアイデアを付け足す。→ And
-
- 間違えることを楽しむ
-
- 失敗を失敗と捉えない。
- ミスを新しい展開のチャンスにする。
-
- その場に集中する(Present)
-
- 未来の不安や過去の反省を捨てる。
- 目の前の相手と瞬間に集中する。
-
- 相手を輝かせる
- 自分を良く見せようとしない。
- 相手を助けて場を盛り上げる。