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空間周波数?

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空間周波数」という言葉はご存知でしょうか? 空間周波数が高い画像は、エッジや細かい模様が含まれる繊細な画像(髪の毛や砂浜など)を指します。一方、空間周波数が低い画像は、青空やグラデーションのような滑らかな色調の変化で構成される画像を指します。 美術に関して事例をまとめてみました。

資料はこちら → 空間周波数

p.1 低い空間周波数の作品としては、クロード・モネ 『印象・日の出』の作品があります。「ぼやけた表現」は、高い空間周波数成分が取り除かれ、低い空間周波数成分が主役になっています。続いて、高い周波数の作品としては、ジョルジュ・スーラ グランド・ジャット島の日曜日の午後があります。細かな点、線、複雑な模様がびっしりと描き込まれており、明暗や色が激しく入れ替わる作品になっています

p.2 低い空間周波数の作品としては、尾形光琳 『紅白梅図屏風』や長谷川等伯 『松林図屏風』があります。いずれも細かい描写がなく、荒い筆遣い(かすれ・にじみ)でボヤけています。伊藤若冲「南天雄鶏図」は、高精細な水墨画・日本画で高い周波数成分を含んでいます。

p.3 ダヴィンチ「モナリザ」の口元は、スフマート(ぼかし)技法で描かれていて、近くから見る場合は、口元の境界線がボヤけているため、笑っているかどうかがはっきりしませんが(低い空間周波数)、遠くから見ると、目元や顔の細かいパーツは、比較的はっきりとし、口元がキュッと上がって微笑んでいるように見える(高い空間周波数)。1枚の絵の見方で空間周波数が変化する事例でした。

p.4 は、ダリ「地中海を眺めるガラ」で、近くから見る際は、ダリの妻であるガラが、四角い窓(ブロック)の向こう側にある地中海と、燃えるような太陽(キリストの姿)を見つめている後ろ姿であり、20m離れて見るとリンカーンに見えます。右側は、オード・オリヴァ博士が作成した「ハイブリッド画像」で遠くから見るとマリリン・モンローで、近くから見るとアインシュタインです。動画は→https://www.youtube.com/watch?v=tB5-JahAXfc  以前のブログ「近くと遠くで見ると」も合わせてご覧ください。

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