先日紹介した「続ける力」（著者：千住真理子 発行書：YAMAHA）を読んでいると、とても参考になります。
- お母様が素晴らしい。難しい箇所を練習する際に、メトロノームを使いますが、お母様は、台所でニンジンや玉ねぎを包丁で切る音に合わせて弾いてみてと言います。この練習法が楽しかったようです。楽しみながら事を成すというのは、仕事でも同じでないかと思います。私も、研修が楽しくなるように、常日頃考えています。
- 「ヴァイオリニストは体力が必要」ということで、水泳、ジムやジョギングを欠かさないようです。その理由は、身体とヴァイオリンを一体化させ、ヴァイオリンの音を身体全体で振動させる響かせる必要があるからだそうです。そう言えば、以前ライブで演奏を聴いた際、あたかもヴァイオリンをノコギリで切るような迫力あるボーイング（弓裁き）でした。演奏後は、あちこちの筋肉が痛むそうです。まるでアスリートのようです。
- 「目的地」は、高く頂上へ。「目標」は、手の届く必ず達成できる場所に設定。クリヤーしたら、次の目標に向かう。一方、目的地に近づいた際は、「百里を行くものは九十を半ばとす」（戦国策）に倣った方がよいと千住さんは述べています。九十里では、まだ道半ばということです。確かに、富士登山された方は、最後９合目辺りから、なかなか頂上に着かず苦しい思いをしませんでしたか？あるいは、急に雨が降り出して寒くなった経験はありませんか？ こんな時は、無理をしないことが大事ですね。同感です。そういえば、登山であともうちょっとで頂上という際に、足がつることが時折ありました。
- 「歯磨きのように毎日５分」はやってみることが大事。気分が乗って５分以上もOKです。
- 人間の「直感の的中率」はほぼ90%。カンを冴えさせるためには、感性を磨く。無意識で判断するほうが良さそう。潜在意識に任せる。
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