以前「色素を使わないのに色彩豊かな構造体」で「構造色」を取り上げました。モルフォ蝶の研究が有名です。詳細は以下のサイトをご覧ください。見る方向によっては、真っ黒に見えることもあるようです。自然界には、貝の内側や真珠、コガネムシ、マガモの頭部、カワセミの羽など種々あり、構造色を利用した製品も、いろいろあります。現代の口紅材料には、雲母、ケイ素や酸化チタンなどが含まれており、構造色を発色するものもあるようです。構造色かどうか不明ですが、江戸時代から続く「小野紅」は天然素材のベニバナを使用しており、状態により緑色から赤に変化するようです(下記サイト参照)。光の加減で色が変化する効果は興味深いところです。
緑から赤へ
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