先ずは、次の資料にある課題1(p.1)と課題2(p.2)を考えてみてください。いずれも「最小の手数」で達成する方法を考えてください。
資料はこちら → ○○○思考
p.1 課題1です。「塗りつぶし部が、太線の左右が対称になるように、最小の手数で変更してください」という課題です。特にヒントは出しません。
p.2 課題2です。「橋桁、橋脚Aと橋脚Bを組み合わせて、最小手数で橋を完成させてください。下のパーツを使ってもOK」という課題です。これも、特にヒントは出しません。
p.3 課題1の解答は、AでしたかBでしたか? それ以外もあるかもしれませんが。
p.4 課題2の解答は、AでしたかBでしたか? これも、それ以外があるかもしれません。
いかがでしたか? 大抵の方は、課題1および2とも解答Aを選んだのではないでしょうか? 私たちは、小さい頃から知識を身につける勉強であったり、スキルを身につけるなど「たし算」することによって、幸せになったり、身分が向上すると考えて行動してきています。レゴブロックや、建築物などもその典型ですね。「引き算」する行動をとる習慣になっていないわけです。5S活動で、不要なものを整理することによっても、改善することは強い意志を持ってしないと、なかなか達成できない理由がよくわかります。「たし加算」ばかりが進化ではなく、「引き算」も進化なのです。人間も不要な尻尾がなくなったわけですから。課題1は、「引き算思考」(著者:ライディック・クロッツ 発行所:白楊社)からの引用です。まだ読み始めたばかりですが、非常に参考になります。エントロピーも増大する方向なので、「引き算的思考」はかなりエネルギーを消費するかもしれません。当ブログでは、どう「引き算」をすればよいのでしょうか?