「そもそも品質工学」の「誤差因子」に関連する回について、まとめてみました。
資料はこちら → そもそも品質工学(誤差因子)
p.1 第5話、43及び55話で取り上げられています。表現が異なりますが、同様のことを述べています。システムに入力するエネルギーに対して得られる出力を乱すものが「誤差因子」です。その場合に、出力を高める傾向を与える誤差因子と低める誤差因子を区別し、まとめることを「誤差の調合」と呼びます。M2で、赤と青の出力が近づく条件を見出したとしても、M1とM2で出力値が離れてしまう誤差因子N1とN2は適切とは言えません。 左下図と右下図を見比べてください。右図のばらつきは傾向が見られないため実験誤差の可能性が高いです。
p.2 第56話では、誤差因子のピックアップするためのアイデアが紹介されています。誤差因子をひねり出すのは難しいですが、この表を参考にするとピックアップが容易になりますね。
p.3 第57話は、電車のつり革を例に誤差因子をピックアップしています。第58話のようにマトリックス図を書いて点数化して影響度を評価すると選定し易くなります。
今後も「そもそも品質工学」で「誤差因子」については取り上げられると思います。品質工学では重要な項目ですので、理解を深めていきましょう。