「定年ひとり起業」(著者:大杉 潤 発行所:自由国民社)を読んでいたら、面白い話が載っていました。
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p.1 「人生は図で考える」(著者:平井孝志 発行所:朝日新聞出版)を引用している絵が載っていました。その絵を少し手直ししています。横軸は年齢、縦軸は体感時間と書いてありますが、新たな物事を体験する時間だと思ってください。年齢と共に体感時間は減少していきます。新たなことに挑戦しなくなっていくのです。この図で、「相転移」を起こすと、右肩上がりに体感時間が増加していきます。この「相転移」は、転職であったり起業だったりします。この「相転移」という言葉、もともとは科学用語ですね。水が氷↔水↔水蒸気に相転移するのは有名です。磁石を加熱すると強磁性から常磁性に変化するのも相転移ですし、カルマン渦も層流と乱流の相転移の結果生じると言われています。科学用語を、人生の転機に使うという意味で面白みを感じました。
p.2 左図は1日1%の改善をすると、複利で1年後には約37%改善できることを意味しています。最初は効果が少ないですが、時間と共に指数関数的に増加します。成功曲線は、このような曲線になることが多いので、効果がでないと諦めずに、長いスパンでコツコツとやりたいことを実践していくと、いつかは成功するようです。 右表は、自分がやりたいことを4つリストアップしてマトリックスを作成すると、新たな事業を創り出せるようです。実際やってみましたが、なかなか難しいです。しばらく寝かしておいて、再検討してみますか。 定年まで長い方、すでに定年になった方も試してみてください。