「リスク解析がわかる」(著者:藤川浩 発行所:技術評論社)の「最確数法」を読んでいたら、以前のブログ「まれに起こる最尤値は?」の内容に間違いがあることに気が付きましたので、訂正いたします。求めた結果の最尤値に違いはありませんが、算出式が間違っておりました。誠に申し訳ありませんでした。「確率の和」ではなく「確率の積」でした。以前のブログも訂正しておきました。 Webサイトには、本件のような間違った情報もあるので、気をつけないといけないですね。発信する側として反省しております。
資料をご覧ください。 → 最確数法(修正)
訂正したExcelファイル → MPN(修正)
p.1 前回と変更点ありません。
p.2 p.4(前回)と見比べてください。前回は陽性数の下欄にある確率の和を確率の欄に算出していましたが、実際は確率の積でした。黄色の網掛の累積積の式の存在を忘れていました。
p.3 累積積で再計算した値を基にグラフにすると、p.5(前回)のグラフよりも裾野がゼロに近づくグラフになりました。最尤値はほぼ同じ値のままです。
前回参考にした論文の著者は、上述の本の著者でした。 なお、この本の中で、FDAのサイトに最確数法計算のExcelファイルがダウンロードできることが記されていました。