「数を認識している?」でカワウソがワールドカップの予想をした話を取り上げました。ドイツ戦を当てた後、コスタリカ戦も当てたようですが、スペイン戦はハズレだったようです。 毎回色々な動物が占いに出てきて盛り上げてくれています。
動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=jdQ3OHKHO_0
話は変わりますが、数の大小関係を識別する際には、「ウェーバーの法則」が成り立っているようです。例えば、3と4の大小を比較する場合、差分はΔR=4−3=1でウェーバー比はΔR/R=1/4=0.25で算出されます。同様に、13と14のウェーバー比は(14ー13)/14=0.07です。このウェーバー比が大きいほど2つの数の差を認識され易いことを意味しています。この法則は、ヒトと同様に魚でも適用できるようです。分母が同じ場合、2つの比較対象物の差が大きいほどウェーバー数が大きくなりますが、魚も差が大きいことを認識できるようです。動物たちは、自分たちの身の安全を守るために、敵との数を見積もって行動する必要があるのでしょう。 このウェーバー比は、数だけでなく重量、明るさ、音量などにも適用でき、識別可能なウェーバー比は、適用する対象により異なるそうです。表をご覧ください。ウェーバー比が小さいのは、感度が高いことを意味します。嗅覚に比べて視覚(明るさ)の方が敏感であることを示しています。ウェーバー数を用いた業務評価についても研究されているようです。分母が業務量で分子が対象者の業績の差になります。この数値で評価されるのは公平かどうかは疑問です。