AIと人間がディベートで対決する試みが行われました。次の記事をご覧ください。
→ https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1902/15/news042.html
IBMが開発した「Project Debater」とディベート選手権で何度も優勝した経験があるハリッシュ氏がディベートし合います。課題は「就学前のプリスクール」に助成金を交付すべきか?でした。AIは交付に賛成、ハリッシュは反対の立場でディベートします。データを豊富に持つAIはジョークを交えながらディベートし、最初は79%の聴衆が賛成に対し反対が13%で圧倒的優勢でしたが、最終的には賛成が62%、反対が30%となりました。ハリッシュ氏の説得により反対が増加していますね。このことから、「完璧な論理」と「正確なデータ」のみでは、人の心は動かないということがわかります。AIには共感を与えるというスキルがまだ不十分であるということです。AIもジョークを言えるようになってきたのは進歩ですね。AIは、ヒトの表情を読むこともできるようになってきているので、いつかはヒトを越えてしまうのかもしれません。
Project Debaterの動画、8:14辺りからディベート開始です。AIのジョークから始まります→ https://www.youtube.com/watch?v=3_yy0dnIc58&t=583s