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視覚的で便利

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昨日の続きです。古いExcelでは箱ひげ図を作成する機能がなく、作成するのに手間がかかるので使用するのを敬遠してきましたが、この方法は結構有用です。では、資料に基づき説明していきます。

資料はこちら → 箱ひげ図

p.1 箱ひげ図を用いて、検査者のレベルあるいは評価法の優劣を決める判断材料にしてみましょう。箱ひげ図の利点は、データが集中している範囲がわかることと、外れ値を表示する機能があります。 先ず、箱ひげ図の意味を図でイメージしておきましょう。全てのデータを大小関係で順番に並べます。この中から、最大値、中央値、最小値を決めます。全体の中央値と最小値の間の中央値を第1四分位点、全体の中央値と最大値の間の中央値を第3四分位点と呼びます。箱の長さは、第1四分位点と第3四分位点の差です。下限境界値は、第1四分位点-1.5×箱の長さ上限境界値は、第3四分位点+1.5×箱の長さの位置になります。この上下境界線の外側にあるデータが外れ値です。

p.2 最近のExcelは、箱ひげ図を簡単に作成してくれます。 ①データを縦方向に並べます。データをアクティブ枠部)後、②挿入→縦棒→その他の縦棒グラフをクリック後、箱ひげ図をクリックします。あとは、グラフの体裁を整えるだけです。簡単ですね。

p.3 昨日の真度/3σのグラフと箱ひげ図を並べました。データのかたまり具合をみたり外れ値を認識するのであれば、箱ひげ図は使い勝手が良さそうです。

昨日と本日、検定以外の解析手法を説明しました。目的に応じて解析方法を工夫しましょう。

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