本日は、ソフトロボットに用いる材質について説明します。
資料はこちら → ソフトロボットその4(材質)
p.1 硬いプラスチックの形状工夫により柔らかな変形が可能になったプラスティックタイヤの動画をご覧ください。エアーレスのタイヤが実現できそうです。段差も変形しながら、乗り越えていきます。
プラスティックタイヤ → https://www.bridgestone.co.jp/technology_innovation/air_free_concept/
p.2 ガラスも薄膜になると弾性が生まれます→ https://www.riken.jp/press/2021/20210310_2/index.html
ガラスの特性を活かして弾性を持つことで、新しい用途が考案されるかもしれません。
p.3 自走するゲルです。以前紹介した「ベロウソフ・ジャボチンスキー反応」の酸化還元の振動がゲル内で起こり、ゲル内の反応物の濃度勾配が変化して、ゲルが膨張・伸縮するようです。次の動画をご覧ください。見ていても滑稽な動きをしています。
動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=0niaH-ybAdc
酸性の液に浸漬すると動き出すようです。制御部があるわけではないので、実際に応用する際には一工夫が必要だと思います。従来のロボットでは不可能な動きも、材質を上手く選べば可能になる事例を紹介しました。ロボット技術の裾野も拡大してきて、面白い分野になってきました。