トピックス ロボット

どこまで近づくか?

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従来からある機構の一部の素材を変えたり作製方法を変えてソフト化したロボットの事例です。

資料をご覧ください → ソフトロボットその3(その他)

p.1 硬い物体になじむように変形して機能を発現するロボットです。アメーバを社名にした大学発のベンチャーAMOEBA ENERGY社は、柔らかいスポンジでできたキャタピラ(クローラ)を使って、階段を昇り降りします。急な階段で荷物運搬に応用されているようです。

Amoebe Energyのロボットは→ https://www.youtube.com/watch?v=ItIO-q3TAnA

複数の環状のベルトを用いてパイプ内移動するロボットです。アメーバが流動性の細胞質を前方から後方に送って移動することにヒントを得たそうです。ここでも、生物を模倣していました。

管内移動ロボット→ https://www.youtube.com/watch?v=znCk5ZC16Uw

p.2 蓄えられた弾性エネルギーを一挙に放出するカタパルト機構(射出機)を用いたジャンピングロボットです。 カエルを模倣した形をしていて、飛び上がっている途中の姿もよく似ています。 同様なロボットは以前も紹介したと思いますが、「ボストンダイナミック社」のロボットがよく引き合いに出されます。過去からの歴史がわかる動画を見つけました。いろいろなタイプのロボットが登場しますので見て楽しめます。

ボストンダイナミック社のロボットたち → https://www.youtube.com/watch?v=QqSSYCRFW0c

p.3 「劣駆動」という言葉を初めて知りました。従前のロボットは全ての関節にサーボモータなどを有して、全て制御する方式が主流でしたが、最近では、アクチュエータを減らして、適応力の自由度をあげ、制御を簡潔にする方式が開発されてきています。 鉄棒をするロボットの手首のアクチュエータを無しにしています。次の解説をご覧ください。

解説はこちら → http://crl.cse.oka-pu.ac.jp/research_underactuate.html

p.4 3Dプリンティングングでなく4Dプリンティングングとは何か? x、y、z軸に時間が追加されています。温度変化水分吸収により時間と共に変化していきます。6角形の接合部水で膨潤する素材を用いているので、水につけるとサッカーボールのように変形します

4Dプリンティング → https://selfassemblylab.mit.edu/4d-printing/2018/1/5/9err90qqlyiu7b7mz1tpe4cg9t0133

4Dプリンティングに関するTEDはこちら → https://www.ted.com/talks/skylar_tibbits_the_emergence_of_4d_printing?language=ja

p.5 自己修復するロボットです。熱で修復する動画です → https://www.youtube.com/watch?v=RH9NR7FLWks

磁力で頭と尻尾が元に復元する魚の動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=YPw9FpyULy0

ロボットにも自己修復のように自律性を持たせる研究もされており、これらが実現できた際、今後、人間はロボットをどこまで管理すればよいのでしょうか?

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